障がいの有無にかかわらず、髪の毛を切ることを嫌がる子どもは一定数います。
我が家の次女も散髪が大嫌い!
我が家で試した散髪方法をご紹介です。
3歳までの散髪方法
ASDの次女は、3歳までは人見知り・場所見知りが激しく、固まってしまう子どもでした。それを利用して、美容院につれていき、固まっている間に散髪していました。
知らない人、場所に行くと、緊張で体がこわばり、その場から動けなくなってしまうのです。
自宅で私が散髪するとなると、ふざけたり暴れてしまうため、人見知り・場所見知りを利用したこの方法は、画期的でした。
4歳になってから美容院が無理になりました
4歳になり知恵もつき、いろいろ理解できるようになってきたころ、ついに美容院での散髪ができなくなりました。
はさみが怖いようで、美容院=はさみと解釈しており、美容院の前につくと泣いて床を転げまわるように。
女の子なので後ろ髪は伸ばしっぱなしでもいいとして、前髪が困りました。
ちょんまげにもさせてくれないので、ずっと目のあたりに前髪がかかって邪魔そうにしていました。
試した方法
療育や職場の先輩ママさんにも聞いて、私が試した方法です。
遊び場の近くの美容院に行く
いつも遊ぶ広場の近くにある美容院に行く方法。子どもはそこにはいったことがないので、そこが美容院だとは知りません。いつも通り遊びにいく感覚でつれていき、ある程度遊んでから美容室へ誘導しました。
最初は喜んでついてきましたが、美容院に入って何か雰囲気を感じ取ったのか、泣いて転げまわる事態に・・・
子ども用グッズが充実した美容院へ行く
子ども用椅子が新幹線になっていたり、楽しいDVDやYouTubeが見れる美容院へいく方法です。子どもも最初はウキウキ楽しそうになるそうですが、すぐに飽きてしまい、じっとしていられなくなるようです。
障がいのある子どもに対応の美容院へ行く
散髪が苦手でできない子どもにも対応した美容院があります。初回は散髪はせずに、美容院の中で遊ぶだけ。
そうしてこの場所は遊べる楽しい場所という思い出を作り、次回は散髪に挑戦するというものです。美容師さんも子どもの扱いがうまい人が多いので、子どもも楽しめます。
場所によっては、自宅まで出張して散髪してくれる美容院もあるそうです。
難点としては、対応する美容院自体が少ないこと。
都会ならあるのかもしれませんが、田舎住みの私には無理で諦めました。
寝ている間に切る
前髪限定ですが、寝ている間に髪の毛を切る方法です。美容院が無理なら自宅できるしかありません。起きている間はあばれるため、子どもが寝静まってからになります。
- 前髪の切りたい長さの位置に、テープを張る
- テープに沿って前髪を切る
これだけです。切った髪の毛はテープにくっついているので、あまり汚れず、そろった前髪が切れます。
ただデメリットとしては、眠りの浅い子どもや、うつぶせ寝の子どもには厳しいこと。
次女はどちらにもあてはまるため、断念しました。
唯一成功した方法
それは、長女と二人で絵本に夢中になっているときに、背後からそっと近づき、一気に前髪をもって切ってしまうことです。
所要時間3秒くらい
長さをそろえることはできないので、見た目は正直残念感はありますが、そうも言ってられません。
次女も一瞬なにが起きたのかわかっておらず、前髪を切ったという事実に気づくと、その事実自体は嬉しかったのか喜んでいました。
今後しばらくはこの方法でいきます。
ちなみに、文房具のはさみだと切れ味が悪く一瞬できることができないので、散髪用のはさみを使うことをお勧めします。
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ケープをつけてくれれば最高ですが、おそらくつけてくれない子どももいると思うので、我が家はブルーシートを先に敷いておきます。柄付きだと子どもも喜びます。
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まとめ
方法をまとめると
- まずは美容院に行ってみる
- 子どもに対応した美容院を探す
- 自宅に出張可能な美容院を探す
- 寝ている間に切る
- 油断している隙に一気に切る
次女にはほとんど失敗しましたが、試す価値はありです。
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